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澄 敬一×松澤紀美子 山口信博/解説・ブックデザイン 大沼ショージ/撮影 大谷道子/編集 定価:2,310円(本体2,200円+税5%) ISBN978-4-89977-201-9
A5判/オールカラー112ページ 発売日:2007.11.22
一人と一人で、二人。 そこから生まれるデザイン。 この二人の美しい仕事と佇まいを、 どうしても知ってほしかった。 朽ちかけた、洗いざらしのお椀とバットに、どうしてこんなに惹きつけられるのか。色のない布の肌触りが、なぜこれほど優しいのか。その空間に一歩、足を踏み入れると、やわらかな光をたたえた薬缶の、鳴かない鳩時計の、器にしっとりと置かれたケーキの、静謐な佇まいにはっとする。 かつて池尻大橋で異彩を放っていたアンティークショップ『push me pull you』のオーナー・澄敬一と、麻布十番で多くの人に愛されたカフェ/ショップ『petit cul』のオーナー・松澤紀美子。独特の視線とものづくりへのこだわりを持つ一人と一人が出会い、二人となって新たに営みはじめた、まだ名前を持たない空間があります。 そこに流れる空気と、生み出された数々のものたちの姿が、一冊の美しい本になりました。 木。アルミ。布。ガラス。装飾という装飾をさっぱりと洗い流し、一つ一つ磨きこんだものたち。彼らは日々、壊れたものを繕い、旧いものをリモデルしながら、すべての「もの」の中に宿る可能性という名の生命を、その手ですくい出してみせます。簡素でありながらあたたかく、ウィットを秘めたクリエーション。アートとは。生きるとは。彼らが生み出したものたちが放つ命題はときに哲学的であり、知的な刺激に満ちていながら、同時にこの世界に対するおおらかな愛情を感じさせます。 早くからさまざまなジャンルのアーティスト、クリエーターに注目されてきた彼ら二人の仕事。その全貌を、彼ら自身による作品紹介、および長年の友人でありその世界に魅せられる一人・グラフィックデザイナーの山口信博が解説し、大沼ショージのカメラが捉えました。彼らにとって、本邦初となる作品集です。
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